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第4回 桜の手紙コンテスト結果発表【ジュニア部門】

「桜の手紙コンテスト【ジュニア部門】」の39作品を当ページにて発表いたします。

※発表時の個人情報は応募当時のものであり、氏名は敬称略です
※個人情報については応募時の注意事項を了承したものとみなして掲載します
※受賞のコメントは随時掲載いたします。掲載にあたり、文章を抜粋する場合があります。

最 優 秀 賞

びょうきとたたかったごほうびにパパにでんしゃをかってもらった。でも一ばんのりで花びらがのっちゃった。ぼく、くやしいけど、うれしい。

埼玉県・小松崎 凛(7)

《コメント》
とてもうれしいです。はるやすみはじてんしゃをれんしゅうします。

優 秀 賞

「僕、さくらが好きだよ」意を決して放った言葉は「私も好きだよ、桜」とさらりと返された。僕らのイントネーションの違いは、鈍感な君には伝わらなかった。

東京都・内野 凛(17)

さくら市教育長賞

桜が咲くたび、また一歩大人に近づく。私は不安ばかりが募る。でも皆は言う。「大人って楽しいよ」と。なら行って見ようじゃないか。桜散る風に乗って。

宮城県・酒井 珠優(17)

《コメント》
さくら市教育長賞に選んでいただき、ありがとうございます。とても嬉しかったです。また、さくら市のお菓子もうどんもおいしくいただきました。いつか、素敵な魅力あふれるさくら市に行ってみようと思います。本当にありがとうございました。

さくら市 氏家郵便局長賞

春になると、ふと思い立ってパパの手紙を読み返してるの手紙は何度も読んでいるはずなのに、どうしてなのかな。桜を見ると、私の背中を押すパパを感じて、頑張れるの。

大阪府・伊藤 碧(13)

入園式で泣く子を見て「子育てって本当苦手。」と母は言った。でもその後「君はこんないい子に育ったし、実は子育て大得意かも。」なんて。あれ、結構嬉しかったよ。

埼玉県・田端 悠貴(16)

僕が大きくなっても毎年一緒に見ようねって言った桜。遠くへ行ってしまったおじさんに会いたいよ。また会いたい。僕はどんどんおじさんに似てきているって言われるよ。

東京都・髙﨑 敬英(10)

花作(かさく)

あの頃私達は小さくて、地面にぐんと近かったからだろう。咲き誇る頭上の桜より、拾った花弁の、透ける向こうを見ていた。貴方はもう、覚えていないのでしょうけれど。  福岡県・金子 美琴(16)

「お前の名前と同じだから」と手渡された桜色のマフラー。私の名前なんて一度も呼んでくれなかったくせに。マフラーに向けて呟いた二文字は、校舎に佇む桜だけが知る。  北海道・越前 さくら(17)
《コンテスト》
名前のおかげで桜にちなんだプレゼントをもらうことが多いのですが、さくらうどんは初めていただいたのですごく嬉しいです! 自分の考えていることを書けるコンテストに応募でき、とても楽しかったです! 本当にありがとうございました!!

三年前の卒業は恥ずかしくて隣には立てなかった。けど今日は桜に力を借りて言う。「お母さん、いつも有難う」皆、顔赤いよ。母と私と桜のスリーショット。弱虫の卒業。  栃木県・高橋 千姫(18)

桜のつぼみがあった三月十一日、東日本大震災が起きた。当時五歳の私と二歳の妹をたった一人で守ってくれた母。本当にありがとう。これからは僕が守っていく番です。  神奈川県・奥田 輝琉(17)

大人になったら、桜が踊っているのにも気づけなくなってしまうのかな。そんなふうにはなりたくない。だからね桜さん。大人のぼくが君に気づかなかったら呼びかけてみて   栃木県・佐藤 結人(10)

お父さん、喧嘩して卒業式の日にちを言えなくてごめんね。日にちを言っても来てくれるか分からなくて、言うのが怖かったです。でも本当は、一番きてほしかった人です。  宮城県・市川 えこ(15)

春になると隣の家の小さな木に桜が咲く。面倒でお花見になんて行かない私だけど、窓から見えるあの桜に少し見とれる。名前も知らないお隣さんからの、春のお裾分け。   北海道・武部 真夕(13)

五年前、桜の木の下であなたの手を握った。ふにゃっと笑った笑顔は今でも変わらず。弟よ、いつまでもその笑顔のままでね。たまにはそのいたずらする手を握らせてね。  宮城県・佐藤 悠萌(16)

何度春を迎えても、私はずっと蕾のままでいたい。花を咲かせたらいつかは枯れてしまう、他の花びらと別れることになるから。ずっと蕾のままで。ずっと子供のままで。  栃木県・柴山 未来(18)

桜を一緒に見に行ったときに君は私のことを見て「桜よりも君の方が綺麗だよ。」って言ってくれたね。私の中では蛙化だったよ。桜の季節は別れの季節でもあるからね。   栃木県・塚原 奈々(17)

私は小さい頃、お花見が好きでしたが両親が休みの日はいつも忙しそうで行きたいと言えませんでした。今になって小さい頃わがままを言えばと思うことがあります。  宮城県・髙野 凛花(15)

隣の公園に咲く桜。特別キレイではないけれど、力強く咲く桜。家族写真を撮る私、友達と遊ぶ私。色々な私を見た桜。今はもう咲かない切り株を感謝も言えず見つめる私。  兵庫県・道本 空綺(18)

「卒業したら会いにくんなよ。」一年間担任をしてくれた先生にそう言われ冷たい言葉ながらにそっと背中を押された気がした卒業式。がんばれと言わんばかりの満開の桜。  千葉県・加藤 瑠佳(17)

眩しくて目を閉じた。桜舞う入学式。笑顔で撮れなかった。恥ずかしくて嫌な顔をした。一生残った反抗期の写真。見るのも嫌だった。今なら言えるありがとう、お父さん。  東京都・髙﨑 温(13)

一度だけ、桜の下につれて行ってくれたおじいちゃん。「次はお前がつれてってな。」とお願いしてくれた。かなえられなくてごめんなさい。でも、病気なんて聞いてない。  香川県・原 瑞葵(14)

あのとき、君から声をかけてくれたね。いつの間にか音楽プレイリストは君の趣味ばっかで。でも桜と一緒に私の恋心は一瞬で散っちゃった。プレイリストはそのままなんだ。  宮崎県・原田 楓子(16)

満開の桜の中でおばあちゃんおじいちゃんが仲良く見ていました。それを見て、気持ちがおだやかになりました。私がおばあちゃんになったら、そんなふうになりたいな。   栃木県・小野 心愛(11)

私は、来年で中学生になる。私のお姉ちゃんは三年生。自転車で同じ桜の道を通る春。けど、その春はあっというまにすぎていく。今の一生に一度の春の道を大切に。  栃木県・見目 藍里(12)

雪は独りで解けたんじゃない。春の温かさに触れて快く解けたの。貴方は優しい目をして言った。それなら私は春の温かさに甘えて解けきれなかった雪となる。  北海道・吉田 柚月(13)
《コメント》
国語の授業の時に桜の手紙コンテストの存在を知り、これまでの受賞者の作品を見ているうちに惹かれて、応募してみようと思いました。自分の作品が選ばれたことに喜びが感じられました。私の大切に思っている気持ちを文章にのせて表したので皆の心にも届いている感じがして嬉しく思いました。自分の想いを春の暖かさと桜の花びらを春風にのせて、沢山の人の心に花を咲かせたいです。そして、花びらが満開するように多くの笑顔に満ちた明るい世の中にしたいです。

優しい声で「想い出は厄介だから全部相手にぶつけないとダメ。」と貴方は呟いた。何でそんな事を言ったのか、桜のようにまた貴方を見たいと思ってしまう。  栃木県・入江 ココロ(16)

「桜! あと一日で咲け!」卒業式の前日にクラス全員で呼びかけた。結局桜は一つも咲かなかったけれど、きっとみんなの心には満開の桜が咲いていたよね。  栃木県・髙坂 美月(17)

「俺には君の気持ちが分からない」なぜこんなことを言ってしまったのだろう。君は誰よりも苦しんでいたのに。君が離れていった日の夜桜を今も忘れられない。  兵庫県・仁尾 漣太(18)

貴方は言いましたね。「早咲きの桜より、周りが葉桜になった頃にふわりと咲く桜の方が美しい。」と。なら、貴方の一年後に卒業した私を「美しい」と言ってくれますか。  広島県・橋本 朱華(16)

「アリになりたい」君は桜の下でそう言った。遠距離で不安な私にそう言った。調べたよ。アリは桜の良きボディーガードなんだってね。私はあなたの桜になりたいな。  福岡県・岩村 百華(17)

桜が散ると君はいつも桜の花びらを追いかける。無我夢中に走る君が羨ましかった。夢を諦めかけていたけど、君を見て見方が変わったよ。夢は追いかけるものだと。  宮城県・神内 美咲(16)
《コメント》
学校の課題により、この桜の手紙コンテストに応募しました。まさか賞を貰えるとは思わず、驚きが隠せません。私がコンテストに出した文の「君」は愛犬を思って書きました。なので、受賞してとても嬉しいです。これからも桜を追いかける愛犬を見て私も夢に向かって頑張りたいです。

高校生の時から君が好きだった。結婚すると聞いたよ。私は君に嘘をついたことがなかった。でも初めて嘘をつく。満開の桜の木の下で言うよ。「おめでとう。お幸せに。」  徳島県・宇田 耀(17)

桜が咲く頃に生まれるはずだった君を、僕は稀に幻視する。その姿は、全てが僕の妄想とエゴで。そんな書き換えられた君の姿ではない、本当の君に会いたかった。  徳島県・坂東 将太朗(16)

私は春が嫌いだ。貴方が桜を見てはほほ笑むからだ。私は貴方が嫌いだ。貴方のせいで私の頭の中は貴方でいっぱいだからだ。桜のように私の想いも散っていけばいいのに。  徳島県・早川 歩実(18)

春になると作ってくれた桜餅。私本当はあんまり好きじゃなかったんだ。それでもね、「私のために」が嬉しくて、貰いに行くのは絶対、誰にも譲りたくなかったの。  静岡県・塚本 華歌(18)

「この思い出が私の宝物」と言ってくれた母さん。六年間頑張ったサッカーを初めて褒めてくれたのは、僕の思い出となっていた。その日は、きれいな桜が咲いていた日だ。  兵庫県・遠藤 拓海(17)

桜の咲く頃、あなたは生まれた。僕は正直、弟ができることが不安だった。あなたの成長を感じるとき、僕はうれしい。照れ臭いけれど「生まれてきてくれてありがとう。」  栃木県・藤野 友翔(15)

十年前に初めて並んで描いた桜の絵をおばあちゃんは覚えていますか。下手な絵なのに二人で見た桜を鮮明に思い出させてくれる絵。上達した絵を見せに行っていいですか。  福岡県・江崎 愛来(17)

桜の日に。「旅立ち」なんて言葉にして、「仲間」なんて言葉で囲っていた僕らを別々のレールに外して、「感慨深い」なんて言葉で勝手に締め括る。学校なんて、嫌いだ。   岐阜県・加藤 礼野(16)

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