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第2回 桜の手紙コンテスト結果発表【ジュニア部門】

昨年秋から年末にかけて募集した「第2回 桜の手紙コンテスト」には、前回の2倍以上である2,000通を大幅に超える応募がございました。その中から審査を経て選ばれた「ジュニア部門」の39作品を当ページにて発表いたします。

※発表時の個人情報は応募当時のものであり、氏名は敬称略となります
※個人情報については応募時の注意事項を了承したものとみなして掲載します

最 優 秀 賞

さくらの色は、まるで初めての場所で出した気持ちみたいだね、入学式の時の気持ちも新しい教室の気持ちもさくらみたい。わたし達の気持ちはさくらの色とにているね。

栃木県・田代 彩乃(11)

優 秀 賞

窓の外、満開の花びらにみとれる私。「シュパッ」ボールがリングをくぐる心地よい音に振り向いた。あれから3年、私にとっての桜はずっと、キミでした。

鹿児島県・大林 華奈(18)

さくら市教育長賞

四年前、桜が満開の時、私は転校してきた。校門をくぐった時、大きな大志桜が強く背中をおしてくれた。今度は私がみんなの背中をおせる人になりたい。あの桜のように。

栃木県・青木 茉依(11)

さくら市氏家観光協会長賞

両手いっぱいの砂まみれの桜の花びらに、たくさん集めたね、と笑った幼稚園の先生。お元気ですか。今も桜を見る度、先生と交換した何通ものお手紙を読み返しています。

栃木県・釜井 夏実(16)

さくら市 氏家郵便局長賞

散る桜が綺麗だと、君は言った。僕は地面に落ちた桜を見ながら「そうだね」と答えた。あのときの桜はもう散ってしまった。来年は別の人と、桜を見に来るのだろうか。

徳島県・田岡 信一(18)

《受賞コメント》
 僕は、今年の4月に京都府立大学に入学しました。3月末から京都でひとり暮らしを始めたばかりのタイミングで、徳島の家族が受賞したことを知らせてくれました。慣れない生活を送る日々の中、パッと心が明るくなるようなニュースに勇気づけられました。本当にありがとうございます。
 応募した時は、受験勉強の苦しさにもがいている時期でした。「無事、合格できれば、家族や幼い頃からの友だちとは別の人と、故郷から離れた場所で桜をみることになるのだろう、それはどこなのだろう。」と想像し、不安と期待が入り混じった気持ちで書いた作品です。
賞をいただいたことで、桜への思いがより強くなりました。
 そしていつかさくら市を訪ねてみたいと思っています。ちなみに副賞としていただいたさくらうどん、さくらようかん、さくらういろうは、僕がゴールデンウィークに帰省する際に一緒に食べようと家族が言ってくれました。とても楽しみです。

卒業して数日。お前と歩いた通学路は、ただの道に戻ってしまった。道路につもっていく桜が、少しずつ俺たちの痕跡を消していくようで悲しかったんだけど、お前はどう?

栃木県・萩原 佑哉(16)

女子高生なのに青春がない! イヤホンの音楽をかきけすように叫びあって塾に毎日2人で向かう並木道。この冬耐えて、春になったら絶対桜を咲かせてやろうね。

栃木県・江連 蒼乃(17)

花作(かさく)

入学式、お母さんと写真を撮る度、肩の高さがお母さんのより高くなったのを感じます。おかげさまでこんなに成長できたよ。普段恥ずかしくて言えないけど、ありがとう。 栃木県・武藤 綾汰(15)

うとうとしながら受ける国語の授業。新学期、まだ友はいない。窓から桜の花びらが入ってくる。前の席の人の肩に落ちる。ふと目が合う。恋の始まりをまだ覚えている。  栃木県・小田 涼太(18)

監督、なんで満開の桜が咲く山でトレーニングをさせたんですか。おいしいものを食べながら花見をしたかった。桜を見ると汗だくの仲間を思い出してしまいます。  栃木県・安原 大晴(16)

桜のトッピングだね! この言葉はお花見をしている時、あなたが言ってくれた。凝ったお弁当が作れず残念に思っていたら、白米に花びらがのったんだよね。笑顔満開記念!  東京都・今井 美裕(15)
《受賞コメント》
この度は花作の通知、またご過分なる商品まで頂き、大変嬉しく思います。
桜の花が咲く頃の思い出はありますか? という問いかけに胸をよぎった、おばあちゃんとの会話をそのまま作品にしました。
コロナが流行し、我が家の恒例行事であるお花見は途絶えてしまいました。一日も早い終息を願い、このような桜にまつわるエピソードが増えたらと思います。

おばあちゃん、今度会うたら、遠回りやけど、またあの桜の道を通ってほしい。桜が舞うたび、「きれいやろ~?」って笑うおばあちゃん、また見たいねん。  岡山県・鶴田 周子(16)
《受賞コメント》
この度はすばらしい賞に選んでくださり、また、桜うどんや桜羊羹など、桜溢れる賞品をくださり、ありがとうございました。
私はコロナ禍のため、3年間祖母と会えておらず、一緒にまた桜を見に行きたいと思っていました。そんなとき、桜の手紙コンテストについて知り、祖母への思いを形にしたい、コロナの厳しい状況下だからこそ、読むと温かい気持ちになれる文章をつくりたい、そんな気持ちを抱き、応募しました。まさか、このような賞に選んでいただけると思っていなかったので、とても驚き、また嬉しく思っています。

あなたの番号を見つけると、その数字はすぐに滲んだ。自分の時は涙なんて流さなかったのに。桜の下に姉妹で同じ制服で立つと、舞っている花びらがまた滲んでしまった。  群馬県・荻野 美羽(16)
《受賞コメント》
 (応募のきっかけは)インターネットでこのコンテストを知り、78文字で自分の経験をまとめるチャレンジをしてみたいと思ったからです。
 今回のコンテストを活かして今後も様々なことにチャレンジしていきたいです。

寂しい夜に届いた夜桜の写真。「この景色を共有したかった。」そんな貴方の何気ない言葉。今まで誰にもらった言葉より、見せてもらった景色より、私は嬉しかった。  宮城県・梶原 彩英(17)

小学生の入学式の後、校庭の桜の木の前撮った記念写真。歯が抜けてまぬけな顔で笑っていた。少しずつ薄れている記憶だけど、写真を見てほほえんでいる母の顔が幸せそう  栃木県・関澤 珠希(13)

祖母と歩いて見に行った桜は、今見ると、記憶よりも小さい。けれども優しい祖母と共に見た思い出は今も褪せない。私の世界一大きく美しい桜は、今もあの桜なのだ。  岐阜県・西尾 あい華(18)

高校でできた大好きな親友と初めて喧嘩をした日、仲直りして一緒に見に行ったゆうゆうパークの桜。喧嘩もその日のうちに笑い話になったけど、改めてごめんね。  栃木県・鈴木 凛華(18)

幼い頃は桜を見ると大人になれた気がしてわくわくしていたけれど、独り離れて見知らぬ街で見たら泣いていた。大人になって帰ってくるよ 早くあと3回桜が咲かないかなあ  茨城県・廣澤 碧(18)

みんなは覚えているのかな。入学式での笑顔と満開の桜。はしゃぐ私達の胸の花には桜がついていて、先生は笑っていたよ。卒業証書に落ちるのは、涙と桜どっちだろうね。  兵庫県・埴岡 咲希(12)
《受賞コメント》
今年卒業だったので、桜というタイトルとピッタリだと思い応募させていただきました。
まさか賞をもらえるとは思っていなかったので、とてもうれしいです。私の思いがクラスのみんなに届いていたらいいなーと思っています。とても楽しく手紙をかかせてもらえたので、ぜひ次回もかかせていただきたいと思います。

青空に浮かぶ桜を眺めながらあなたは言った。私が、遠い存在になっていくと。あなたの目にはそう映っていたんだね。私は、ようやくあなたの隣に立てたと思えたよ。  愛知県・津田 朱夏(18)
《受賞コメント》
 この度は、第2回 桜の手紙コンテスト ジュニア部門 花作をいただけたこと誠に嬉しく思います。
 昨年、私と一緒にお花見に行ってくれた友達に言えなかった言葉を手紙にした作品でした。この桜の手紙コンテストを通じて、あの時の私の思いが、どこかで友達に伝わっていたらいいと思います。

「あなたの名前は桜のようになってほしくてつけたのよ。」あなたの言葉は今でも私の道標。桜の降る今日、あなたの言葉を胸に私はまた一歩大人になります。  栃木県・綱川 櫻(17)

あなたとの初デート、桜が満開だった。二人寄り添って見ると、今までのどの風景よりもきれいだった。胸が締めつけられて、思わず桜に散るな散るなと願っちゃったよ。  京都府・田中 紗世(15)
《受賞コメント》
 この度は賞を頂きありがとうございます。大変光栄です。皆さんの手紙を拝見して、桜という1つの言葉からこんなにも豊かな表現が表せるのだと驚きました。いつかさくら市の満開の桜を見てみたいです。

コロナウィルスたち、そろそろ収束してもいいんじゃない? お花見の季節は刻々と近づいてきます。桜。花見。日本の魅力を、来年こそ、味わえますように。  栃木県・林 咲結理(15)

スマホ片手に桜並木を歩く。幹も花も街並みも変わらない。ただ私は昨年より幾分か成長した。あの日の自分へ、未来は思ったより悪くないよと今年も写真に収める。  栃木県・後藤 文(18)

兄が進学で家を出る前に兄妹そろって桜の木の下で撮った写真を未だにロック画面に使っている母のスマホを見る度に、なんとも言えないこそばゆい気持ちになっています。  栃木県・山口 詩織(18)

満開の桜の下。新しい制服の先輩達は素敵でした。格好よくて優しくて憧れの先輩達。もっと一緒にバスケしたかった。桜の下輝く先輩達を胸に私はキャプテン頑張ります。  栃木県・三沢 伊玖実(12)
《受賞コメント》
 バスケ部のキャプテンになり、不安だった春。桜の花を見ながら大好きだった先輩たちを思い出しました。
 先輩たちがいた頃は本当に楽しかった。いつも笑ってい気がします。私はいいキャプテンになれるのか? 楽しいチームを作れるのか? 心配だった私の背中を押してくれたのは、卒業式、満開のしだれ桜の下で笑っている先輩たちの笑顔の写真でした。先輩たちが見守ってくれている、応援してくれている……そんな気持ちになりました。私の新たな出発と先輩たちの卒業を桜の木が温かく見守ってくれているような気がしました。
 先輩たちの写真を見ながら優しい桜を思いうかべながら、手紙を書きました。

何もかもが上手く行かなかった新学期、桜並木を通って行く学校が憂鬱でしょうがなかった。だから当時の私に、数年後のあなたは楽しく過ごせてると言ってやりたい。  東京都・野口 英理子(15)

おばあちゃんといる所を見られるのが恥ずかしくて、そっけない態度とってごめん。最近元気がないから、あのこと後悔してる。一緒に桜を見たら元気になってくれるかな。  宮崎県・山地 華奈子(15)
《受賞コメント》
 78文字で綴った祖母への願いが本当に叶いました。桜と菜の花と青空の景色をみて、祖母が笑みをこぼし、私は想いを書いたからこそ叶うことができたのだと思いました。応募して本当に良かったです。素敵なコンテストをありがとうございました!!
 P.S.私の地元・西都市もさくら市が桜で有名なように、桜が有名なんです! 春は桜、夏は向日葵、秋は秋桜と西都原古墳群を彩っています! さくらうどん、色が可愛いですね! それにトッピングで桜の形のかまぼことかよさそうだなと思いました! さくら市、いつか絶対行きます!!

卒業式の朝、毎日バスで通っていた学校までの道を1時間かけて歩いたよね。校門の前であなたがくれた桜の香りの紙石鹸。もう香りはしないけど、私の大切な思い出です。  栃木県・玉野 心菜(16)

外来種のカミキリムシさん、元気ですか? 「助けて!」と叫んでいたけど、僕は捕まえるのをやめられなかった。来年も桜の木にいるのなら、覚悟をしておいてください。  栃木県・平坂 晃陽(16)

ホームシックなんかじゃないもん。でもスマホ画面の、桜が舞う中で嬉しそうに笑う君の写真が私を恋しくさせる。帰国したらたくさんお散歩行こうね、リズ。  埼玉県・小宮 知菜乃(17)

「桜綺麗だね」って言った君に「君も綺麗だよ」って言ってあげられなかった僕。 「あのさ、クラス替わっても仲良くしてね」 想いを伝えられぬまま、今年も桜が散ってゆく  栃木県・沼生 隼英(16)

雪が降りそうな夕空の下かじかんだ私の手の平を、君は柔らかく包んで暖めてくれたね。私の心まであったかくなって、なんだか桜のつぼみさえ芽吹きそうな気がしたんだ。  栃木県・笠原 璃華(18)

私は貴方に支えられていたしきっと私も少しは支えになれていたと思います。特別な名前のない距離が大好きでした。優しすぎるのも程々にして自分のことも大切にしてね。  徳島県・正木 梨愛(18)

初めて会ったのは桜舞う入学式の日ですよね。先輩が桜を見上げているのを見て、一目惚れしたんです。あの時出逢えて良かった。先輩、大好きですよ。  東京都・佐藤 拓斗(16)

母が、入学式の日に不安だらけの私に言った「大丈夫」たった3文字が花嵐と共に私の背中を押してくれた。もし戻れるならあの満開の桜の下で伝えたい「行ってきます」  栃木県・小太刀 香凛(16)

あの日、とても楽しくなって木に登った私は知らなかった。あんなに桜の木が弱くて脆いものだと。枝の折れる感覚を全身に感じて、桜のじゅうたんに春の夢を託した。  栃木県・鈴木 友唯(16)

一年前の私へ。あの頃は新しい学校になじめず、桜の下一人だったけど今は友達と桜の下、遊んでいるよ。次の桜が咲く季節、桜の下でどんなことをしているのかな?  栃木県・渡邉 世菜(12)

桜が満開の中、ぼく達は初めて出会ったよね。あれから五年生になったぼく達は、どの学年よりもきずなが強い。でもいつかははなれてしまうけれど、ずっと友達だよ。  栃木県・佐藤 晴人(11)

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