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第5回 桜の手紙コンテスト結果発表【ジュニア部門】

「桜の手紙コンテスト【ジュニア部門】」の39作品を当ページにて発表いたします。

※発表時の個人情報は応募当時のものであり、氏名は敬称略です
※個人情報については応募時の注意事項を了承したものとみなして掲載します
※受賞のコメントは随時掲載いたします。掲載にあたり、文章を抜粋する場合があります。

最 優 秀 賞

外のさくらはきれいなのに、わたしの心はしぼんだお花みたいだったよ。いっしょにあそぼう! かんたんなのにいえなかった。でもねもういえるよ。いっしょにあそぼう!

栃木県・金子 光莉(7)

優 秀 賞

散った花は下を向いている人に季節を教えるために散る、という言葉をネットで見かけた。その言葉を春になるとふと思い出して、下を向いてもいいんだと心が温まる。

熊本県・高橋 いとは(12)

さくら市教育長賞

学校で勉強をしていると、桜の花びらが風にふかれて散っているのが見えて、私の心は舞い上がった。勉強に集中したいのに、花びらといっしょに私の気も散ってしまった。

岩村 優李(12)

さくら市 氏家郵便局長賞

今年も桜が綺麗だよ。10年前の春、私がずっとねだった庭にいるウグイス。飼えないと言うばあばにべそをかいた。今はウグイスよりもばあばと桜を見る時間がほしいよ。

兵庫県・水谷 未亜(17)

中学校の入学式の日、満開の桜の下でつるつるなローファーを見つめ「絶対に傷つけないぞ!」と決心した日から一年。革がはげたローファーをはいて家を出る毎日。

茨城県・松井 結愛(14)

「さくら」おばあちゃんが私を呼ぶ声が大好きだった。いとこの中で呼び捨てだったのは私だけ。ちゃん付けされたいとわがままも言ったけど初孫の特権だと今は思えるよ。

静岡県・”石川 紗玖良(18)

入選(10作品)

四月から、父が単身ふ任になった。強がって何も言わなかったが、本当はさみしかった。毎週末、仕事が忙しいのに、東京から帰ってきてくれて嬉しい。いつもありがとう。   栃木県・髙野 晴己(12)

桜の下で迷子になった私達。不安な私に笑って桜の花びらをくれたお兄ちゃん。お母さんが見えたとたん、わんわん泣きだしたお兄ちゃん。強くて情けない私のお兄ちゃん。   群馬県・高橋 悠(17)

桜並木の桜たちが突然消えて、定規になって私たちのところへ戻ってきた。何だか不思議な気持ち。定規になっても桜並木だったころと同じように私達のことを見守ってね。   栃木県・𠮷成 恵麻(12)

さくらのしたでらんどせるのしゃしんをとったのがさいきんにかんじる。それからぼくはまえばがにほんぬけたよ。 栃木県・小野﨑 楓斗(6)

桜と、私と、違う制服を着ているあなた。「またいつでも会えるよね。」と互いに写真を撮り合いながら言葉を交わした三月のあの日を、あなたは覚えていますか?  福岡県・池添 菜水(18)

サクラチルと空に向かって電報を打つ。春の涙雨がはらはらと降ってくる。私のくもりガラスはひびだらけ。祖母のえがおを思い出し、セロハンテープで補修。前向け私!!   徳島県・坂本 梓(17)

春の暖かい温度が、猫を包みこむ。猫を吸うとまるでおふとんのようなにおいがする。さくらのような、暖かさ。毎日のルーティーンでも、季節ごとににおいが少しかわる。  岩手県・千葉 奏(18)

桜が咲いた日、お母さんが言った「もう少しでお兄ちゃんになるんだよ。」今まで一番小さかったぼくに最初に教えてくれて凄くうれしかった。お世話がんばるよ。   栃木県・大森 晴琉(9)

母は、「長い冬を越し、美しい花を咲かせる人になってほしい。」と言った。春がくるたび人々を笑顔にさせる桜。この名前のふさわしい人に、私はなりたい。   栃木県・田中 美桜(11)

初めての弟と出かけた日は、桜が満開だった。生まれて一ヶ月半の弟は、ほっぺが桜餅のようで、すごくかわいい。これからは四人家族だね。たくさん思い出を作ろうね。  栃木県・杉本 日和(12)

花作(23作品)

入学式、新潟県からひっこしてきて、友達がいないなか、学校の桜を見に行ったら、いっしょに入学してきた子も見ていてその子が今、大親友。桜さんありがとう。 栃木県・柄木田 暖(12)

桜がきれいに咲くころ、小学校に入学してきてくれた一年生へ。今だから言える。この学校に入学してきてくれてありがとう。人数は少なくても学校生活を楽しんで。 敷井 茜音(10)

ある日、ぼくの家のよこにコンクリートから桜の木が生えてきた。植えてないのに逞しく育つ。そんな桜のようにぼくもたくましく生きたい。このままずっと育ってね。 栃木県・青柳 成太郎(11)

おともだちとおはなみにいきました。はしりながらあそんだら、とてもたのしかった。ちょっとつかれてさくらをみたら、わたしもゆうがにねてみたくなった。 栃木県・前田 百輪(6)

小さいころは、おばあちゃんと一緒に二人で桜を見に行った。今は自分で自転車をこいで行けるようになった。あと六年。今度は私の車にのって一緒に桜を見に行きたいな。  栃木県・岡本 蒼音(12)

外来種のカミキリムシさん元気ですか? 「助けて!」と叫んだとしてもぼくはつかまえるのをやめません、今年も桜の木にいるのなら覚悟をして待っててください。 栃木県・細川 蒼介(12)

中学三年生の卒業式。新型コロナウイルスによって、母は仕事の関係上来られなかった。あれから早三年。今年の卒業式は学校で待っているね。 徳島県・武田 友菜(17)

桜の元気がなくなる頃。あなたを強く恋い慕っていました。あの日教えてくれましたね。あなたは女の子が好きなのですね。私と同じ、女の子が。私ではない「女の子」が。   神奈川県・神 柚葉(15)

弟と父へ。去年と今年の春に母と犬とぼくと三人で桜を見に行ってごめん。けど三人で桜を見ながら団子を食べたりするのは楽しかった。来年は家族みんなで見に行こうね。  栃木県・原田 琉生(11)

夕陽がしずむ頃、静かな湖面に映る桜の姿を見つめると、心が満たされるしゅんかんに言葉を超えた感情が広がる。春の訪れを優しく告げてくれて、ありがとう。  栃木県・阿相 優杏(12)

桜のさくころ姉の卒業式姉が泣くかと思ったら、まさかの姉は泣かずに私が号泣しました。あなたは今年高校受検がありますね。受かれるようにがんばってください。 栃木県・西山 小羽瑠(11)

桜咲く季節は少し悲しい。変化を強制されているようで桜まで憎くなる。それでも散るころには新しい自分になっている。そんな新しい自分を桜は毎年見届けてくれない。 千葉・橘田 芯(18)

桜が咲くあの日、君は「さよなら」も言わせてくれなかった。また人見知りを発動してお別れも言わせてくれなかった。今でも後悔してるんだ。あなたへ届け「また会おう」   茨城県・森川 怜美(13)

桜が満開の春、初めてあなたのプレーを見かけました。あなたは誰よりも弱い選手でしたが、諦めない心だけは誰よりも強く、立派でした。いつになっても、僕の憧れです。   茨城県・片平 隼太郎(13)

春になるといつもの帰り道に咲く桜を見にくる人がいる。そんな桜は私と違ってみんなの人気者。少しうらやましい。私も皆を笑顔にできるような人になりたいな。   北海道・阿部 香怜(13)

不登校の時母が神社につれていってくれた。桜が満開で、綺麗で、嫌なことを忘れさせてくれた、私の最高の思い出。恥ずかしくて言えなかったけど、お母さんありがとう。   熊本県・柴田 妃奈(15)

「綺麗な桜が撮れたら見せてね」と入学式の日に言ったお母さん。あの頃は、せっかくの入学式なのに喧嘩したから見せなかった。でも本当は、見せたくて綺麗に撮ってたの。  兵庫県・秋田 彩名(18)

貴方によく思われたくて背伸びして付けていた桜の香水、手紙で伝えたきり会えていないけれど、春が来たら少しでも私のことを思い出してほしいと願ってしまうのです。 静岡県・松尾 智代(18)

いつの間にかまた桜を見る月になった。貴方の横顔は少し大人びた。今はどこに居るのでしょうか。残りの年月を数える事もなく、青春がどこまでも続くと思っていた心は。 北海道・田中 陽(13)

数年前の春、カナダで咲いた桜は少し濃い色をしていた。八千キロと厳しい寒さを越えて咲く姿は儚いより力強かった。日本と、そこにいる大切な人たちを思い出した。 福岡県・清原 はるか(18)

父へ、元気にしているでしょうか。あなたがいなくなって七年。自分も十八歳になりました。「好きに生きろ」その言葉を胸に新しい春に向かって歩いていきます。  岩手県・児玉 蒼琉(18)

先輩に告白する予定だったが、地震で卒業式はオンライン。伝える事は叶わなかった。けれども、画面に映る先輩は窓の外で舞う桜より美しく、最後を飾るに相応しかった。   福井県・粕谷 拓夢(18)

兄への憧れを胸に秘め、桜の美しさに負けぬ強さを誓った。天才と呼ばれるあなたと比べられる日々はもう飽きた。あいつの兄妹じゃなくて私の名前は私の活躍で覚えさせる。  徳島県・坂本 望珠(17)

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