県指定文化財「鉄造阿弥陀如来」立像 この立像は今から七百有年前の鎌倉時代引安六(1283)年に鋳造された善光寺式阿弥陀如来です。 仏像は普通銅を用いるのが一般的で、鉄仏は非常に珍しく主に関東以北に出現した特殊仏です。 本尊は高さ約40センチメートルの立像で何回かの火災に遭遇しているため全身火にただれ脚部は焼失しています。幸いにも顔面は原型を保ち当時礼拝した信者に注いだ慈眼そのままです。現在、日本でも数少ない鉄仏として尊重され昭和四十一年八月に「栃木県文化財」として指定されました。 この鉄仏はいくたの火難に遭遇しても焼失することなく、慈眼を保っているため一般の信者より、厄除け如来、心願成就、家内安全の仏として敬仰されています。 基本情報 住所栃木県さくら市喜連川3530 電話番号028-686-2253 アクセス