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西導寺

Saidoji

古都鎌倉に存在しても引けを取らない大型の五輪塔

西導寺本堂(建造物)

本寺院は建久二(1191)年、氏家氏の始祖氏家公頼が建立したと伝えられる古刹です。
現本堂は天明四(1784)年に完成したもので、建造は宮大工十五代目長野万右衛門(市貝町)があたり、造営費は本堂作料二十二両・白米十石・手金一両・造作十六両と記録されています。これら費用は、西導寺十三世境誉上人諦雅和尚が明和九(1772)年から十年間にわたって行った托鉢や寄進による浄財でまかなわれました。
本堂は間口八間・奥行七間・木造平屋・唐破風・入母屋造り・銅板葺きの江戸後期の建造物です。内陣と外陣は丸柱で区画され、その上部欄間は「天女奏楽」「二十四孝」の図を欅の厚板に透彫りにしたものです。外側は三尺幅の板縁が三方に廻らされ、勾欄があります。氏家地方では江戸後期の代表的寺院建造物です。

西導寺の五輪塔

五輪塔の起源は不明ですが、宝蓋をかけた舎利瓶の形に密教思想の万物生成の要素である「空・風・火・水・地」をあてはめたと考えられています。日本では平安時代末期に造立が始まり、中世以降石塔といえば五輪塔を指すまでに普及しました。
本五輪塔は平成九年に本寺境内に分散していた各塔を現在位置に移築したもので、形態を比較すると空輪の形と水輪のバランスが違っており、造立に時間差があると考えられています。銘文が無いために正確な年代等は不明ですが、右側の塔は火輪の形態から鎌倉時代末期までさかのぼることができると思われます。
これらは一般の五輪塔に比べ大型であり、威風堂々たる姿は古都鎌倉に存在してもひけをとらないものであります。他に町内の大型の五輪塔は光明寺と堂原地蔵堂に各一基づつ存在します。

基本情報
住所

栃木県さくら市氏家2550

電話番号

028-682-2693

アクセス