観る

Sightseeing

璉光院

Renkoin

野口雨情ゆかりの『梅のお寺』

恵心僧都の開基とされており、喜連川足利氏初代国朝と、国朝の母の碑があります。国朝の母は法名を璉光院といい、これより璉光院と呼ばれています。境内には、栃木県の重要文化財指定の銅造阿弥陀如来座像があり、足利昭氏公が姉と甥の菩提のために建てられたものと伝えられています。また、野口雨情が喜連川出身の妻ヒロと訪れ、1905(明治38)年「梅のお寺」として発表した詩の歌碑もあります。

県重要文化財 銅造阿弥陀如来座像

貞享5年(1688)年、徳川5代綱吉の時代に江戸の鋳物師、西島伊賀守時次と、江戸在住の京七条烏丸の仏師、井上運源の両名により鋳造されたものです。その銘によると、喜連川4代昭氏公がその祖先(数特印・性光院)と母(青林院)菩提の為に建立したとされています。像の高さは91センチあり、昭和31年7月26日に県に文化指定されました。

銅造釈迦無尼仏座像

宝暦6(1756)年、喜連川6代茂氏公が、15歳で逝去したわが子、伊勢亀三郎義居菩提の為に建立したものです。尚、当時茂氏は隠居し、足利公は8代恵氏の時代でした。茂氏はこの仏像を奉納して13年の後、昭和5年64歳で逝去しています。

野口雨情詩碑

詩人野口雨情(1882~1945)は明治15年、現在の北茨城市磯原に生まれ明治38年3月、喜連川の高塩ヒロと結婚し、同月、ヒロと共に喜連川を訪れました。雨情は喜連川の山口氏に誘われて、3月19日に璉光院を訪れ、静寂な良き寺なりと記しています。この詩碑は、雨情を愛する地元の有志が広く呼びかけて、多くの方々の賛同を得、平成21年3月19日に建立しました。

基本情報
住所

栃木県さくら市喜連川4643

電話番号

028-686-2172

アクセス