特集 Special 奥州街道御宿場印・販売中【氏家宿・喜連川宿】 2023.11.08 県内の各信用金庫様が共同で企画した「奥州街道 御宿場印(ごしゅくばいん)めぐりプロジェクト」が始まりました。奥州街道の宿場の内、さくら市では「氏家宿」「喜連川宿」の2種類の御宿場印を取り扱っております。旅の記念にいかがでしょうか。 氏家宿 ーうじいえしゅくー 氏家宿の御宿場印には、光明寺不動明王坐像、雛人形、彫刻屋台と共に鬼怒川の流れをイメージした流水紋があしらわれています。いずれも、氏家宿の繁栄を象徴しており、現在でもその面影を偲ぶことができます。 光明寺不動明王坐像(県指定文化財) 不動明王坐像は1759(宝暦9)年に宇都宮藩の御用鋳物師・戸室卯兵衛により鋳造されました。その巨大な姿は「分間延絵図」にも描かれ、今でも天地眼で町並みを見守っています。 氏家雛めぐり 商家の多さから歴史ある雛人形が蔵などで代々受け継がれてきた氏家宿。それを活用し市街地活性化を目的として始まったのが「氏家雛めぐり」。この御宿場印には氏家地区最古の古今雛(1862(文久2)年・所有者非公開)をモチーフにした人形が描かれています。 彫刻屋台 氏家宿は物流の要衝として栄え、阿久津河岸が開設されると各地から集荷された諸産物が「鬼怒川」から江戸方面に運ばれました。奥州街道沿いの上阿久津と古町には絢爛豪華な「白木地彫刻屋台」(市指定文化財)が現存し、その繁栄ぶりを物語っています。 【価 格】税込 300円 【販売所】さくらテラス駅前情報館(さくら市氏家観光協会窓口) 【問合せ】028-681-5757 ※休館日は毎週月曜日です。ただし、月曜日が祝日の場合は翌日火曜日が休館です 喜連川宿 ーきつれがわしゅくー きつねの嫁入り 荒川の上流の槻の大木には九尾の狐が住みついたとされ、その根元を流れる川を「狐川」と呼ぶようになり、のちに地名も「喜連川」となったのことです(※)。本御朱印の狐のデザインは同地ゆかりの「狐の嫁入り」という昔話に由来します。春と秋の陽気のよい宵の口には、松田から鷲宿山谷の山裾に不思議な灯りが嫁入り行列の篝火のように並ぶことがあったといいます。この光景は昭和の初めごろまで見られ、台町の人たちは「きつねの嫁入り」と言っていたそうです。また現在でもこの昔話を元にしたイベントが行われています。 ※諸説あります 喜連川神社天王祭 喜連川神社の天王祭は永禄 6 年(1563 年)に始まったとされます。多くの若集に担がれ街中を練り歩く神輿の様相は圧巻であり、後に“あばれみこし”の異名を取った程の勇壮さです。 1862(文久2)年 8 月にコレラが流行った際には、これを鎮めるために臨時の神輿の巡行を行いました。その後疫病は退散し、喜連川藩御用絵師であった牧野牧陵が感謝の意を込めて描いた絵馬は今でも本殿に奉納されております。 書体は、永年喜連川商工会役員にてご尽力くださっていた、藤田亨氏によるものです。 【価 格】税込 300円 【販売所】和い話い広場(喜連川観光協会窓口) 【問合せ】028-686-3013 ※休館日は毎週月曜日です。ただし、月曜日が祝日の場合は翌日火曜日が休館です 栃木県内御宿場印・デザイン一覧 さくら市外の御宿場印につきましては、恐れ入りますがそれぞれの販売所様にお問合せください。